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お世話になっております。 日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業企画室 竹迫です。
今回のお題は・・・

フレームグラバーって何?
便利な機能と選択するときのポイントとは
コロナもだいぶ落ち着いてきましたね!
お客様先も工場のほうは通常稼働の会社がほとんどになり、変わらぬ日常が戻ってきた感じがしています。
9月の連休は観光地がにぎわったようで、おうち時間を過ごしていた竹迫はうらやましかったです。
皆様は連休楽しまれましたでしょうか。そろそろ息抜きしたい時期ですよね~。

今回はフレームグラバ―のお話です。知らない人はなにそれ?って感じですよね。
ちょっと知っている方は、インターフェースによっては繋ぐときにいるよね、というご理解かと思います。
でも何をポイントに選べばよいのやら~というかた多いのではないでしょうか。
今回はNEDの扱うMatrox Imaging社のフレームグラバ―ボードを参考に、選定ポイントをご紹介します!
また後半にはMatrox Imaging社新製品のご紹介、およびNEDのオンラインセミナーのご案内がありますので、フレームグラバ―についての知識がある方は、ぜひぜひ後半をご確認いただければ幸いです。

目次

フレームグラバーとは

フレームグラバー(frame grabber)とは、「画像処理ボード」や「ビデオキャプチャーボード」などと呼ばれることもある画像などの入力機能を備えた専用の組込用ボードです。
カメラからの信号を入力するインターフェース接続部分と、メモリを搭載したボード部分からなり、PCに差し込んで使います。
先日のメルマガ「カメラインタフェースの世界」でご紹介したインターフェースの中では、CameraLinkとCoaXPressにはフレームグラバーが必要です。
GigE VisionとUSB3.0はPCに直接接続でき、そこが大きなメリットでもありますが、フレームグラバ―があるからこそ便利なこともあったりします!
そのためGigE Vision対応のキャプチャーカードもあります。(フレームグラバーと呼ぶかどうか意見が割れるところです・・・)
ということで、フレームグラバーでできることをまとめていきますよ~。

【フレームグラバーでできること】その1:データの一時保存

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カメラの撮像・データの転送スピードと、パソコン側の受け入れ速度が合わないことはままあります。
その間を取り持ってくれるのがフレームグラバー。上の絵でいう倉庫の役割ですね。
漁師さんがその日とれた魚を全部魚屋さんに持っていったら、魚屋さん困っちゃいます。
物流業者さんが間にいてくれてこそ世の中うまく回っていますが、それと同じです。
GigE Visionなどだと、受け入れ速度が間に合わずとデータが飛んでしまったりすることがありますが、CameraLinkやCoaXPressで適切なメモリ容量のフレームグラバーを使用すればその心配は無用です。

【フレームグラバ―でできること】その2:簡単な画像処理

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とった魚をそのまま売るんじゃなくてお料理するから切り身になってたほうが嬉しいわ、みたいなお客様相手の時は、下ごしらえしてから納入することもできます。
プロセス・ディストリビューションセンターってやつですね。 フレームグラバーの中にはFPGAを積んでいるモデルがあり、それであれば簡単な画像処理(二値化など)を行わせることもできます。
ただこちらは自身でFPGAのロジックを組み立てられる方限定の使い方。ボードのお値段も高くなります。
高速な画像処理を行う検査機器などでは使われていますが、自社の製造現場で使いたいなどの場合は パソコンのスペックを上げるほうがおすすめではあります。 何らかの理由があってどうしても・・・という場合はこんな技も使えます。

フレームグラバーの選定ポイント

たまにフレームグラバーはもう決まっているので・・・というお問い合わせをいただくことがありますが、カメラメーカーという立場を抜いても、基本的には先にカメラを選んだ方がいいんじゃないかなぁ~というのが本音です。
というのは、スペックの合うカメラを探す方が、インターフェースの合うフレームグラバーを探すより、圧倒的に大変だからです。
大量に以前使用していたモデルがある、などといった特殊事情以外では、ぜひカメラを先にご選定ください。 じゃあカメラが決まったあと、どんなフレームグラバ―を選べばよいの?というもっともな疑問にお答えします。 基本的にカメラ側、画像処理側の要求仕様によって決まるので、最終的にどれになるかはケースバイケースなのですが、 少なくとも下のポイントは押さえておく必要があります。
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カメラを何台使用するか確認
複数台カメラをつなぐときはチャンネル数が足りるよう、使用するカメラ台数をきちんと決めておきましょう。
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使用するコンフィギュレーション (CameraLink)、
ラベル表示(CoaXPress)を確認
CameraLinkならLite, Base, Medium, Full、CoaXPressならCXP-1, CXP-3など、出力構成の仕様が細かく分かれています。
それによって使用するケーブルの本数がが変わるため前述の必要なチャンネル数も変わりますし、フレームグラバーもコンフィギュレーション/ラベル表示の転送速度に対応したモデルを選択する必要があります。
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パワーオーバー(カメラ給電)をするか確認
インターフェースを経由してカメラに給電したい場合は、対応しているフレームグラバ―を選ぶ必要があります。
基本的にNEDの営業は、カメラ仕様と画像処理側の仕様と両方がきまってから、最後にフレームグラバーの選定をする模様。
画像の供給側と受領側の間をつなぐ機器なので、納得の流れではあります。
搭載メモリの容量の選定は、カメラの画像転送のタイミングや速度によって変わってくるので、購入時にカメラ仕様を営業にお伝えいただければ、その都度適切なものをお選びいたします。

Matrox社新製品のご紹介

今までご紹介してきたフレームグラバーですが、NEDはMatrox Imaging社の正規代理店でもあるため、そちらのものをよく使用しています。
この度新しく発売された新しいフレームグラバーについて、そしてMIL Xの最新アップデートについて、ご紹介していきます!
Rapixo CL Pro
Matrox
RapixoシリーズはいままでCoaXPress対応モデルしかなかったのですが、 CameraLinkモデルが登場しました!
FPGAが搭載されている非常に高性能なフレームグラバーです。
上記記事でも触れていますが、FPGAを使用するのは相当高度な技になりますので、このレベルのフレームグラバーが必要な方はプロ中のプロですが、 次々と高度な画像処理が実用化されていく中で必要不可欠な新製品ですね☆
そのほかのMatrox Imaging社フレームグラバーラインナップにご興味のある方は下のボタンをクリック♪
Matrox Imaging Library X
Matrox-MILX_box_CD
こちらNED製TechViewのユーザにはおなじみの方が多い、Matrox Imaging Library X、略してMILXですが、
 6月にService Pack 4、
 7月にUpdate 85、
 9月にVersion 1911 bis
がリリースされています。
できるようになったこと、改善されたことを下記にまとめていきます♪
Service Pack 4
・ディープラーニング(トレーニング機能・粗いセグメンテーション・ツリーアンサンブル)
・3D表示

Update 85
・GigE Vision ドライバの更新
・GenDC/マルチパートペイロードとMatrox AltiZ のサポートを追加
・Matrox Capture Works ユーティリティを導入
Version 1911 bis
・Windows 10 Version 2004 対応(Updateなどをインストールできない不具合の解消)


注目はやはりService Pack4のディープラーニング関連と思われます。それだけ下に図示するとこんな感じです。
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MIL Xは次々アップデートかかっていますので、すでにお使いのお客様でもこれできないかなぁ?などお困りごとがあればお気軽に営業までお問い合わせください。
Matrox Imaging Libraryにご興味のある方は下のボタンから♪

オンラインセミナーのご案内

新型コロナウイルスで新しい生活様式が定着する中、NEDにも多数オンラインセミナーのご要望をいただいております。
そんなわけで、8月に引き続き、オンラインセミナーを開催します。
撮像編と画像処理編、それぞれ全4回のシリーズを予定しています。
【撮像編】
 第1回:検査に使う画像処理とは?
 第2回:事例に学ぼう!撮像編(仮)
 第3回:カメラパラメータを使いこなそう(仮)
 第4回:レンズ/照明で劇的改善!(仮)

【画像処理編】
 第1回:画像処理向け撮像とそのポイントは?
 第2回:事例に学ぼう!画像処理編(仮)
 第3回:現場で生きる画像処理(仮)
 第4回:AIと画像処理の協業とは(仮)
今回は第1回の日程のご案内になります。ツールはWebexを予定しています。
第2回以降の日程は決定次第、弊社ホームページのイベントページでお知らせしていきます。
タイトル:「検査に使う画像処理とは?」
 ◆ 画像を利用した効率化とは
 ◆ 画像処理のポイント(二値化/膨張収縮処理/ブロブ処理)
 ◆ 工場での利用事例
 ◆ TechViewのご紹介
日時:10/21(水) 15:00~16:00
場所:オンラインセミナー (お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:画像処理による検査の自動化、省力化をご検討のお客様
タイトル:「画像処理向け撮像とそのポイントは?」
 ◆ 撮像までのステップ
 ◆ カメラ選定のポイント
 ◆ 照明選定のポイント
 ◆ レンズ選定のポイント
日時:10/27(火) 11:00~12:00
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:撮像にトラブルがある、新たに撮像機器の導入をご検討されるお客様
NED 営業小ネタ
NEDも通常営業にもどり、会社に活気が戻ってきました。
テレワーク中は必要があってオフィスに行っても誰もいなくて寂しかったりしましたが、やはり顔を見ながら会話をするというのは良いものですね♪

そんな会話から、いいニュースが飛び込んできました。
今までいろいろと試行錯誤していただいていたお客様先で、ついに!TechView×AIが実稼働開始!! AIはすごい、使える、導入したい。
そういう要望はあちこちで聞き、試験ラインでは動くものの、本番ラインへ導入出来たという事例は、正直ほとんど耳にしていなかったのが現実。
それが工場ラインで問題なくバンバン動き出したよ~というお客様がついに出ました。
ずーっと苦労している話を聞いていたのもあり、わーい(*´▽`*)と素直にうれしくなりました。
もちろんNEDのカメラとTechViewも使われています。
やはりお客様先で自社製品が活躍している話を聞くことほど、心躍ることはないです☆
担当営業も興奮気味で、競合他社様のHPなんかを巡りながら、「ここは△△って書いてるけど、実際は○○らしい!NEDもイイ線いってるはずや!」とか、「今回はこれがポイントやねん!ここうまくいったら、絶対他でもできるねん!」とか、熱く語ってくれました。
営業冥利に尽きますね。楽しいです♪

AI導入したいお客様、ぜひぜひご相談いただければと思います。
決して簡単な道のりではないのですが、NEDはゴールまで一緒に走りますので、二人三脚させてください!