
お世話になっております。
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業企画室 竹迫です。
今回のお題は・・・
文字認識にAI前処理・・・
使い方次第で広がる画像処理の世界♪
クリスマスシーズンですね♪
今年はアドベントカレンダーをおうちに飾って、ホリデー気分を盛り上げています。
会社の事務所も味気ないので飾ろうかな・・・。笑
さて、今回は使い方次第で広がる画像処理の世界♪というテーマでお届けします。
ツールや処理方法はいろいろありますが、とにかくケースバイケース、実際にどうなるかはやりながら考えましょう!
となることが多い画像処理アプリケーション。でも勉強する側はそれじゃ困るよ・・・(涙)
ということで、どの処理をどう使ったら何ができるのか、できるだけ実践に即した形でお伝えしていこうと思います。
目次
文字認識の精度って何で決まるの?
OCRなどで身近な文字認識ですが、精度は結構あやふやで、
これくらい崩れていても読み取れるんだ!と感心することもあれば、なぜこれがこんな変換に!?と目を疑ってしまう読み取りをしてくれる時もありますよね。
その謎をMatrox Imaging Library(以後MIL)の機能を使って解説していきます♪
【MILに搭載されている文字認識ツール】

この3つを見ていただければわかると思いますが、一口に文字認識といっても原理が全く違うのですね。
OCRはパターンマッチング的な原理、String ReaderはGMF(幾何学形状マッチング)的な原理です。
※パターンマッチング、GMFについては9月のメルマガ「画像処理を使いこなそう☆パターンマッチングでほしい形を楽々発見!」をご参照ください。
SureDotOCRなんてドットマトリクステキスト以外には使えないくらい特化しています。
文字認識を使用するときは、そのツールがどのように文字を認識するのか、原理を理解したうえで選ぶ必要があります。
例えば・・・

向きが斜めになることはあれど、
文字のフォントが変わる、隙間が空いてしまう
といったことはないので、OCRでOK

分別する必要がある場合は、
読み取るべき文字列に変化が生じるためString Readerを使うほうがよいです
画像処理全般に関して言えることですが、こういうときはこれを使えば100%問題ない、というものはほとんどありません。
それぞれに得意不得意がありますので、今組み立てている画像処理アプリケーションが複雑すぎる、より質を上げたい、という
場合には類似のツールで原理違いのもので試してみるのは一つの手かもしれませんね。
AIの前処理ランキング☆
昨今画像処理×AIがにぎわっていますが、それは画像をAIがお勉強しやすい形に加工してあげる必要があるためです。
AIはそれはそれは真面目に勉強するので、必要ない部分まできちんきちんと学習してくれます。
そうするとものすごーく時間と教師データ量が必要になってしまい、まるで要領の悪い子・・・。
現場の人間はそんなの待っていられないよ・・・そもそも不良品そんなでないし・・・。
となると何のためのAIかわかりませんので、画像処理の出番!というわけですね。
ここではNED営業に聞いたAI前処理に使う画像処理ランキングを発表しちゃいます☆

二位、三位のあたりは12/15に開催するオンラインセミナー「現場で生きる画像処理」でも取り扱いますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。
ハードウェアの選び方ガイド
次の項でご紹介しますが、NEDでは現在オンラインセミナーを不定期開催しております。
そのオンラインセミナーで、お客様からこんなご質問をいただきました。
「画像処理に必要なハードウェアって選ぶの難しいんだよね、スピード上げたいっていうと割とすぐスペック上限に引っかかるじゃん?」
確かに・・・!特に製造現場で検査に使う画像って高解像度なので、当然のようにデータ容量がバカでかくて、
転送も結構時間かかってさらに処理にもっと時間かかって・・・え、新しいパソコン必要?○百万??みたいなことが
まるで満員電車が嫌なら新幹線に乗ればいいじゃない、みたいな感じで言われてしまいます。
ぎりぎりまで満員電車で我慢したいけど、それでQOLが10倍になるなら新幹線にしてもイイかな~ってものですよね。
ということで、非常にざっくりですが、これくらいの処理ならこれくらいのハードウェア!という目安をご用意しました。
来月お送りする新年1発目のメルマガテーマは「工場で画像処理システムを構築するためのコツ」と称してお送りしますので、
詳細については次回をお待ちください♪

オンラインセミナーのご案内
NEDは撮像編と画像処理編、それぞれ全4回のシリーズのオンラインセミナーを開催中です。
【撮像編】
第1回:画像処理向け撮像とそのポイントは?
第2回:事例に学ぼう!撮像編
第3回:カメラパラメータを使いこなそう
第4回:レンズ/照明で劇的改善!
【画像処理編】
第1回:検査に使う画像処理とは?
第2回:事例に学ぼう!画像処理編
第3回:現場で生きる画像処理<中・上級者向け>
第4回:AIと画像処理の協業とは<中・上級者向け>
今回は第2, 3回の日程のご案内になります。
ツールはWebexを予定しています。
今後の日程は弊社ホームページのイベントページでお知らせしておりますので、ご興味のある方はそちらでご確認ください。
タイトル:「事例に学ぼう!撮像編」
◆各事例でのカメラ選定
◆カメラ選定理由
◆撮像の特徴及び解説
日時:12/3(木) 15:00~16:00
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:より実践的な画像処理テクニックをお探しのお客様
タイトル:「カメラパラメータを使いこなそう」
◆カメラパラメータについて
◆代表的なパラメータについて
◆活用事例について
日時:12/9(水) 15:00~16:00
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:より実践的な画像処理テクニックをお探しのお客様
タイトル:「現場で生きる画像処理」 <中・上級者向け>
◆製造現場で多用される画像処理について
◆前述画像処理の解説
◆活用事例について
日時:12/15(火) 11:00~12:00
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:より実践的な画像処理テクニックをお探しのお客様
タイトル:「事例に学ぼう!画像処理編」
◆客先事例
◆画像処理を用いることによるメリット
◆画像処理の特徴及び解説
日時:12/24(木) 15:00~16:00
場所:オンラインセミナー(お申込みのお客様にURLをお送りいたします)
主催:日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業部
参加費:無料
定員:50名
対象:より実践的な画像処理テクニックをお探しのお客様
NEC様デジタルショールームのご紹介
NEDはNEC様のAI RAPID機械学習と
協業させていただいておりますが、この度
NEC様が11/27にデジタルショールームを
オープンされました。NEDのTechViewも
ご紹介いただいております♪
NEC様のDX Factoryのテーマ、「工場ラインの検品など『誰でも』『簡単に』AI連携可能な画像処理ソリューションを!」という魅力が余すところなく紹介されておりますので、ご訪問いただければ幸いです。
またNEC様は「ET & IoT Digital 2020〜イノベーションの社会実装を加速させるエッジテクノロジー総合展〜」にも「IoT/AIで加速するNew normal時代の工場デジタル化支援ツール」というテーマでご出展中です。
オンラインで12/18まで開催されています。
次世代感あふれる展示会になっています。
オンラインでいつでも見れますので、ぜひご確認ください。
NED 営業小ネタ
なんだかまた新型コロナウイルスが不穏な空気を醸し出し始めましたね・・・。
当初から冬の時期には流行するのではと懸念されていましたが、予想通りになりつつあります。
例年はインフルエンザなんてかかったらかかったでなんとかするしかないだろ!と特に対策しない竹迫ですが、
今年はただの風邪でもお医者さんに行くのに躊躇するような雰囲気なので、
少しでもリスクを下げたいなぁとインフルエンザの予防接種に行ってまいりました。
腕の良いお医者さんだったので注射はたいして痛くなかったのですが、
数日腕が腫れて、体がだるくてふらっふら・・・(熱は出ませんでしたが)になってしまいました。
体調万全じゃなかったから?(←ちょっと疲れがたまってたので)と思っていたのですが、
インフルエンザ予防接種の副反応として代表的なものだった模様。
調べてみると予防接種の副反応としてこんなものが挙げられていました。
・注射した部位の皮膚が赤くなる、腫れる、しこりのようになる、痛くなる
・熱が出る
・体がだるくなる
・頭痛がする
頭痛も!?あったあった!一日で治ったけどあったー!と思ってびっくり。
てっきり肩こりからくる方かと思ってましたが、結構予想外の副反応があるものなんですねぇ・・・。
おそらくすでに接種された方も多いことと思いますが、これからの方はぜひ体調の良いときに、
接種後はくれぐれも副反応等ご自身の体をお気遣いください。
コロナもインフルも、手洗いうがいソーシャルディスタンスでできるだけかからないよう予防に努めましょう!