2025.07.29
SPIS-DX2
New Release
Our Mission
展開カメラの常識を打ち破る
高速詳細調査カメラ
製品特長
01
500万画素高分解能センサによる詳細調査
02
展開式カメラにより精度と
日進量を両立
03
200-1500mmの幅広い管径に対応
04
220°の広視野検査
05
ストロボ撮影による熱対策と
低消費電力化
06
高画素データのWi-Fi転送機能
07
自社製 多機能報告書ソフト
なぜ500万画素必要か?
- 従来の広角展開カメラでは見えなかった傷や欠陥をはっきりと検出できる。
- Cランク詳細調査: 2㎜のクラックを発見する為には500万画素以上が必要不可欠。アナログ(41万画素)でCランク調査が出来るのはD400まで、Full-HD(200万画素)ではD800まで。
- Bランク詳細調査: 500万画素カメラを使えばD3000でも5mmのクラックを発見できる。
(計算条件)
・画素割り当て: Cランクの場合 2mm=2画素、Bランクの場合 5mm=2画素。
・展開図は縦画面70%サイズのサークルで展開を想定。
500万画素: ヒューム管 D300
2022年5月H市現場 29mスパン 作業時間:14分
高画素化により展開カメラの優位性を確立
- 「現場で止まらない」ため、現場調査時間を従来直側カメラと比較し1/10まで短縮(*)。
- 欠陥の有無に関わらず、管全長の情報を高画質で記録。必要な時に必要なデータを見返すことが出来る。
- 熟練者依存の現場作業から脱却。
*29mスパン、ヒューム管、緊急度Ⅱ相当の異常個所数で比較。現場の状況で左右されます。
高画素化により
同一カメラヘッドで幅広い管径に対応
- 1つのカメラヘッドを持つだけで200-1500mmの管径を調査可能。
- 管底との距離を十分に確保でき、水流や堆積物を避けて走行。
- 大中口径用走行ユニット(車幅スライド調整型)は分解することなくマンホールから挿入可能。
- 電動リフト操作により管中心に対するカメラの位置を調整。
圧倒的な広角視野検査
- SPIS-DX2ではレンズ画角を185度から220度に拡大。広角展開カメラの特長を強化。
- 取付管の視認性も向上。横並び技術からの脱却(差別化)。
フラッシュ式照明を採用
- カメラシャッタースピードと照明点滅スピードを完全同期。
- 照明の光量とシャッタースピードを上げることにより、これまで以上に高速の撮影時も鮮明な映像を取得。
- 消費電力を大幅に削減。発熱によるトラブルを軽減。
産業用カメラメーカーだからこそできるデータの軽量化
- 500万画素の解像度を維持し、動画デー
タサイズは他社200万画素の1/4。
- Wi-Fi搭載により、
記録メディアを取り出さずにデータを吸い出せます。現場からクラウドにデータをアップロードし作業効率を向上。
画像処理技術を活かした自社製ソフト
- 持ち帰った全管内映像を、500万画素の高精細直視映像と側視映像(詳細カメラと同等)で表示可能。
- 正確な距離情報と寸法測定により、緊急度判定が可能。
- スクリーニング調査報告書と詳細調査報告書の両方に対応。
- お客様及び自治体様のニーズに対応した様々な便利ツールをご用意しています。
製品仕様
製品仕様
適応管径
200~1500mm(800mm以上はオプション)
前方カメラ
有効画素数:500万画素(カメラヘッド内にストレージ)
グローバルシャッター
電子パンチルトズーム(PTZ)
前方カメラレンズ
種類: 魚眼
画角: 220度
走行速度
最大35cm/秒
ケーブル長
300m
電動リフト
有 マニュアル 150mm/30秒
傾斜センサ
有 2軸傾斜センサ搭載 (TBD)
圧力センサ
有 減圧アラーム機能付
故障診断
有 電源ON時自動自己診断
ステアリング
有 左右独立駆動ジョイスティック操作
後方カメラ
有 画面上にP in P表示可能
転倒防止機構
傾斜センサによるアラーム
自走車寸法・質量
120×100×350mm ・ 25kg
システム寸法・質量
400×550×600mm ・ 90kg(ケーブル含)
ソフトウェア
NEDオリジナルソフトウェア(報告書作成機能付き)
高品質な展開図を得るためのこだわり設計
Auto Gain Control (AGC) - New
画面の明るさを自動的補正し、以下のような状況を改善するのに有効です;
- 本管内では明るさが良好でも、人孔内に入ると非常に暗くて状況が分かりにくい。
- 本管の途中で石灰質のような真っ白の領域があり、光の反射が強いために強烈なテカリを起こして不意に白飽和を起こしてしまう。
転送ソフトとWi-Fi機能 - New
- シンプルな操作: カメラ内の全撮影データをワンクリックでタブレットPCにコピー
出来ます。
- 隙間時間の有効活用: カメラにWi-Fiアクセスポイントがあるので、
現場移動中にデータを取り出せます (ケーブル不要)。
- データの信頼性確保:
コピー処理中のデータ破損がないか確認をします。
- タブレットPCは付属品としてお
渡しします (別途ご用意して頂く必要はありません)。
現場録画確認機能 - New
- 調査直後に現場のオペモニタ上で装置や画面上で調査データを確認できます。
- 録画失敗を防止。
安心して次の作業に移行できます。
- 不要データは現場で削除し、事務所作業との混乱を回避。
上下独立側視調光
- 側視用照明を上下独立して制御できます。
- 流水によって下側からの反射が強い場合や、管内が濡れている場合に最適な調光状態を作り出せます。
フォーカス調整
- 高精細な映像を最大限に生かすため、
通常の広角レンズでは行わないフォーカスの調整機能を備えていま す。
- 管内設置後、地上のオペレーターモニターで調整可能。
- 画像処理により直側カメラのように管壁を正面から見た
表示に切り替え可能。
使いやすい多機能ソフト
将来性が違います
- デジタル庁が推進するデジタル化(DX)に対応: 現場から報告書作成まで全てデジタル
- 人手不足解消: 現在のリソースで(分業が可能で固定費を増やさず)業務拡大が可能
- 自動診断への展望/AI化: 業界最高の高画素カメラだからこそ使えるデータ
- 効率的な維持管理手法の構築: 点検と調査を両立でき、積算基準が公開されている技術
なぜ広角展開カメラには高画素が必要か?
直側型カメラと比較し
従来展開カメラは
長所
- 側視が要らない (日進量1.5倍)
- 現場で診断不要/熟練者不要
- 展開図でデジタル保存 (データ管理が容易)
短所
- 診断ミスが多い (報告書に手間がかかる)
- 展開図ではよく見えない (Bランクの見落とし)
理想的な管内検査手法のはずが、低い画素数がボトルネックとなっていた。
