
いつもお世話になっております。
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業企画室 竹迫です。
今回のお題は・・・
現場主義!画像処理構築ソフトTechViewのご紹介
カメラを工場に入れて、検査を自動化するときには、画像処理が必要です。
そして問題が起こった時に対応できることが現場としては重要ポイントとなります。
画像処理プログラミングのスキルがない人材が対応するにはノーコードの画像処理構築ソフトが
必要です。画像処理初心者が対応するための基本的な知識として画像処理初級編の内容を
まとめました。ぜひ最後までお楽しみください~
概要&特徴

概要:
Techviewとは画像処理アプリケーションを作るため、 撮像の部分から検査が終わって集計出力するところまで全部を一気通貫で見ていけるNED製ソフトです。 ノーコードで開発できるので、現場に問題が起こった時に対応しやすいツールです。
特徴:
- アプリケーション構築する時、プログラミングが不要なので
誰でも扱え、クリックだけで作っていることができるのは
大きな特徴です。 - メーカー問わず産業用カメラ・外部機器接続できるようなプラグイン開発ができます。

検出のための画像処理

二値化

ラベリング
ブログ処理
Techviewでは各機能をノードと呼んでいて、
二値化はBinarizeノードから設定、
ブロブ処理はRconnectノードから設定します。
二値化+ブロブ処理で相当な欠陥検査がカバーできます。
02 二値化
ノード名:Binarize



二値化とは、輝度値を基準として、
閾値を境にどちらかを黒、どちらかを白に振り分ける処理です。

最も重要なポイントは「閾値」。
閾値をどう設定するかというシンプルな問題に落とし込むことができます。

二値化の閾値を調整することで、不要なノイズを消して、
見つけたい対象だけを残すことができます。

03 ブロブ処理
ノード名:RConnect



ブロブ処理/粒子解析とは、「かたまり」を認識する処理です。

近傍画素の輝度値を参照し、1つのかたまりか否か、
そのかたまりは画像上のどこにあるのか、何個あるのか、などを解析します。

検出したかたまりには、それぞれに面積・幅・明るさなどのデータが
算出できます。
*利用例:


ラベリングされたかたまりに対してXY座標のmax, min、中心、重心、面積、周囲調、円形度など
数値データを出力します。
オレンジの積み木(メンダコ)の中から目を見つけ出しています。
ラベリングされたかたまりに対してリストになって出ていると思います。
この一連の処理がブロブ処理です。
ブロブ処理の結果を用いて、いろいろ定義してOK, NGを決めます。
Lite、Fullが統合して、ひとつになったよ!

今までMIL使用有無によってソフトを分けていましたが、1つのソフトでモードを分けて
MIL未使用モード(旧Liteと同様の動き)、MIL使用モード(旧Fullと同じ動き)に
するという形になりました。


各機能に大きな変更はありません。すでにご購入いただいているお客様が新たにご購入いただいたとしても、使用できる機能や使い方に大きな変更はありません。
統合版で初開催★TechViewハンズオンセミナー開催
上記でご案内した統合版では初の開催となります。
毎回好評いただいているTechViewハンズオンセミナーをご案内します。
今回のメルマガの内容が初級編に相当します。
画像処理をやってみたい!もっと便利なツールを探している・・・
そんな方はぜひご参加ください♪

【ハンズオンセミナー】
これからはプログラミングレス!誰でも使える
画像処理ツールTechView(中級編)
・判定前の前処理
・マスク処理
・パラメータの切替
・出力ファイルの作成
対象:画像処理ソフトをお探しの方
TechView導入初期のお客様
日程:11/30 13:00~15:00

【ハンズオンセミナー】
これからはプログラミングレス!誰でも使える
画像処理ツールTechView(上級編)
・スタティックサブセットについて
・共有バッファによるやり取りについて
・スタティックサブセット関連のノード
・パネルビューの使い方
対象:TechViewの現場運用検討中の方
日程:12/21 13:00~15:00
4か月にわたりお送りしてきた、新入社員応援シリーズ、いかがでしたか?
NED側も新人さんに記事のメイン作成をお願いしたので、いつもとテイストが違うな!みたいな、
新たな驚きもお届けできたかな~と思います。
今後は竹迫からではなく、新人さんからのメルマガ配信に変更する予定です。
※竹迫のメルアドは変わらないので、竹迫に連絡したい!というときは今回配信のメルアドに送っていただければ届きます。
内容は変わらず、初心者向けのコツやニュースを中心にお届けしていきます。
そして、まだ概要案段階ですが、
メルマガ作成から退いた竹迫により、今後はブログ記事配信を始めてみようかと考えております。
メルマガのように配信させていただく形だと、ケースバイケースの踏み込んだ話が難しかったのですが、
ホームページに見に来ていただく形で、中上級者向けに少し踏み込んだ光学系・画像処理の検討方法を
発信していこうと思います☆
ありがたいことに竹迫メルマガのテイスト気に入ってるよ~というお声をいただくこともあったので、
竹迫テイストが久々に読みたいな~と思ってくださった方は、
今後始まるブログ記事のほうにご訪問いただければ幸いです♪
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。