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お世話になっております。 日本エレクトロセンサリデバイス株式会社 営業企画室です。
今回のお題は・・・
ToFカメラってなぁに?
あけましておめでとうございます。
今年のお正月休みは日程的に長めの連休になった方も多かったのではないでしょうか。
リフレッシュされましたでしょうか。
本年もNEDを何卒よろしくお願い申し上げます。

最近お問い合わせ件数のトップを走るのが、ToFカメラ。
ただお問い合わせをいただく数は多いのですが、実際に導入していただくまでは結構ハードルが高く、 ご評価自体が難航することもしばしば。
今回は、そもそもToFカメラとはどういうものかについて、まとめていきたいと思います。

目次

ToFカメラってそもそも何?原理を解説!

ToFカメラは3Dカメラと呼ばれるもので、3次元データ(横、縦、奥行)を出力するカメラです。
深度マップ(Depth Map) と呼ばれるセンサの2次元座標系に深さ方向の情報を持たせた3次元データと、
点群データ(PointCloud)と呼ばれるX,Y,Zの基本的位置情報を持つ3次元データがありますが、
基本的にToFカメラが取得する情報は同じ。
下の画像の一番左側が通常の可視光カメラですが、違いがはっきり分かりますね。
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3Dカメラには光切断法(Structured Light)、ステレオビジョンといわれるものもありますが、
今回特集するのはToF(Time of Flight)と呼ばれる手法。
カメラから発光された光の反射を受光し、その時間を距離データに変換する方法。
光源から発せられた光(レーザ、赤外線等)が対象物体から反射してセンサに戻るまでの時間を測定します。
予め校正したテーブルを用いて、間を距離に変換し、3次元データを構成します。
良い点としては設置時のキャリブレーションが不要複数台のカメラで死角を補うことが可能というところ。
苦手とする点は長距離の精度が良くない光を吸収/反射する対象物体の検出が難しいというところが挙げられます。
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ルーシッドビジョンラボのToFカメラ、Helios2とは

HPを見ていただいているとHelios2の前モデルとしてHeliosがリリースされているのですが、
基本的にはHelios2をおすすめしております。理由は明快、Helios2のほうが性能がよく、価格が低いためです。
メーカー側の当初設計はHelios2の設計だったのですが、顧客要望で早期リリースの声が高かったため、
開発途中の仕様でリリースしたのがHeliosだったそうです。
なので、今からご検討される方はHelios2をご検討くださいね♪
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Helios2 ToFカメラの進化版Helios2+

Helios2+は、Helios2 ToFカメラの進化版で、Helios2の特長はそのままに、ハイダイナミックレンジ(HDR)モードとハイスピードモードの2つの新機能を搭載し、厳しい環境下での撮影を可能にしました。 HDRモードとハイスピードモードは、すべてカメラ内の処理で実現されており、ビジョンシステムのバックエンドの変更は最小限で済みます。Helios2+は、従来の製品と同じ「ファクトリー・タフ」な産業用プラットフォームを採用しており、機械的・電子的にHelios2と100%の互換性があるため、既存のお客様にシームレスなアップグレードパスを提供します。Helios2+は、コンパクトな筐体と高い信頼性、そして魅力的な価格設定により、3D検査、自動化されたマテリアルハンドリング、ロボット工学など、要求の厳しい3Dアプリケーションの効率化とシステム全体のコスト削減に最適です。

ハイダイナミックレンジ映像例

ハイダイナミックレンジモードでは、複数の露出をカメラ内で合成することで、反射率の高いものと低いものが混在するハイコントラストで複雑なシーンでも、正確な奥行き情報を得ることができます。

ハイスピードモード動画例

高速モードでは、単一の位相計測による奥行き知覚を可能にし、より速い取り込み速度と高いフレームレートを実現します。これにより、精度と距離範囲を犠牲にしても、動く物体を歪みなく3Dイメージングすることができます。

RGBカメラキットでは何ができるの?

ルーシッドビジョンラボから提供されている3D+RGB IP67キットは、Helios2とTriton3.2MPのカメラ、
そしてそれに必要な付属品のセットです。
カラーポイントクラウドの作成ができ、パターン認識または検出アルゴリズムのために使用できます。
ただ使い方に結構コツがいるため、テストしたい!というお客様には基本的にWeb会議でのレクチャーをご提案しています。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください♪
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オンラインセミナーを特別配信☆

過去のNEDオンラインセミナー・・・見逃してしまった~という方からのご要望を受けて、過去セミナー動画の公開を行いたいと思います。
次回メルマガが配信されるまでの、1ヵ月限定公開です。忘れないうちにご視聴を♪
ご質問は担当営業宛にご連絡いただくか、HPお問い合わせフォームからお送りください。
NED 営業小ネタ

あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

皆様、おせち料理はどうされていますか。
大阪が本社のNEDは基本関西の王道って感じのおせちを食べる人が多いみたいですね。
NEDのお客様は地方の会社も多いので、可能なら地方の珍しいおせちの具を集めるとかしてみたい・・・。
ということで、変わったおせちの具、調べてみました。

まずは北海道:氷頭なます
一般的な「紅白なます」は、大根とにんじんを調味料で和えて作りますが、
氷頭なますはこれに鮭の鼻先の軟骨をスライスしたものを加えます、とのこと。
めちゃおいしそうですね、コリコリしそう。

続いて石川県:べろべろ
すごい名前ですね。全く想像がつきませんが、「だし汁に水で戻した寒天や調味料を混ぜ、それに溶き卵を入れて火を通します」・・・。冷たい茶碗蒸し寒天で固めたバージョンみたいな・・・?
おいしそうですが、なぜべろべろなんでしょう。由来ご存じの方教えてください。

最後に和歌山県:ぼうり
お正月に餅の代わりとして食べる里芋の親芋のこと。皮付きのまま、だし汁で2日間煮こんだ真っ黒く大きな里芋。
一見すると食べ物には見えません。って書いてありましたけど、それはすごそう。
和歌山でも一部地域のみに伝わるものだそうです。

ちょっと調べただけでもぞろぞろ出てきました。面白いですね。
沖縄にはおせち料理ないという豆知識も耳に挟みました。そうなんですか!
もしよろしければ、各地のおせち料理談議に花を咲かせてみていただければと思います。